英雄の書

今回は宮部みゆきさんの 英雄の書 というのを読み終えたので、書きます。

英雄の書〈上〉 (新潮文庫)

英雄の書〈上〉 (新潮文庫)

英雄の書〈下〉 (新潮文庫)

英雄の書〈下〉 (新潮文庫)

これは、前回ブログにも書いた 悲嘆の門 という最近宮部さんが書かれた本に関係しているものになります。悲嘆の門でも出てきた 森崎友里子 こと ユーリ も登場します。

さて、今回も壮大な物語のお話でした。読んでいて、映画を観ているような臨場感とか本の中の世界を容易に創造することが出来るようでした。

ブレイブストーリーのようにアニメ映画化してほしいです…。

壬生義士伝

壬生義士伝を初めて観たのは私がまだ小学生の頃だったと思います。吉村貫一郎役を演じた中井貴一さんと沖田総司役を演じた堺雅人さん、斎藤一役を演じた佐藤浩市さんの三人が特に印象に残っていて、演技が役柄に合っていたと子供ながらに感じていたことを覚えています。

小説があるのは昔から知っていたのですが、なかなか読書が得意な方ではなかったので今になってやっと読みました。

南部盛岡、旧南部藩出身の人には是非読んで欲しい一冊です。小説を読んでいて感動して泣けてきたのは初めてでした。まあ私が読んだことのある本はたかが知れている数ですが、とにかく感動しました。私の故郷にはこんなにも素晴らしい南部武士がいたことを誇りに思います。

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)

壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)

天才たちの日課

やっとこれ読み終わりました。

天才たちの日課  クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

感想

なんか今回読むのに疲れました。天才たちの日課は意外にもすごく退屈で平凡なものでした。退屈で平凡な日課や習慣についてのことをひたすらつらつらと書かれているので、読んでいてつまらないと感じます。ただ、そんな退屈で平凡な日課や習慣を継続することで今まで考えていたことを考えなくて済む必要があり、その分違うことに脳のリソースを活用することが出来るのだろうなと感じました。その点で、この本を読んで良かったと思いました。

悲嘆の門

今回はこれ

宮部みゆきさんの悲嘆の門です。たまたまこの間紀伊國屋に行ったときに面白そうだったので、読んでみることにしました。宮部みゆきさんの作品はBrave Storyと火車は結構前に読んだことがありました。今回のこの本も見事に宮部みゆきワールドを体感することが出来ました。

悲嘆の門(上)

悲嘆の門(上)

悲嘆の門(下)

悲嘆の門(下)

感想

本当面白かったです.壮大でした.本を読んでいるのにすごく大きなスクリーンの映画館で映画を観ているような感覚になりました.結構サイコサスペンス的な要素もあったし,いろんなところで驚かされることがありました.結局,最終的な結末に関しては満足出来たので良かったです.あと,私にとっては学べる要素が多かったですね.何気なく使っている<言葉>や相手の見える部分だけでなく,その相手が内包しているものを見ることがいかに大切なことなのかということを,この壮大な<物語>を通して考えさせられました.

きっと相手の心がつかめる自己表現法

佐藤綾子さんの著書はこれで2冊目です。本当偶然です。姉が好きだったのかなと思います。

感想

コミュニケーションって本当難しいですよね。人間は目があるから、会話をするときに相手の表情であったり、アイコンタクトであったりと耳だけでなく、目から多くの情報を認識します。就職活動で企業の人事やエンジニアの方と話す機会がありますが、そういうときの聞く姿勢や態度が重要です。しかし、自分はどんな態度や姿勢なのかわからないので不安になります。あと、自己表現のステージはなるべく人に譲れるようにしないと行けないなと感じました。どうしても自分勝手になってしまって、他人の自己表現欲求を無視してしまうことがありますが、気をつけたいと思いました。

目は自分の姿を見ることができない。何かに映して初めて見えるのだ
                          - シェイクスピア -

あなたの自己表現は、あなたには見えない。相手の反応を通して初めて見えるのだ。
                                - 佐藤綾子 -

自分は評価されていないと思ったら読む本

前回より少し空いてしまいました。もう少し速読出来るようになりたいです。さて、今回はこの図書を読みました。私は、「自分が評価されていない!不当な評価だ!」なんて思ったことはありませんが、まあ家にあったので読んでみようという感じです。

自分は評価されていないと思ったら読む本

自分は評価されていないと思ったら読む本

感想

これは違うのではないかと思うこともありましたが、人から評価される上で必要な心持ちがわかりました。この図書は社会人として、会社で働いている、つまり評価される立場にある人対象に書かれているため、私のような学生が読んでもそんなに響きませんが、会社員の方は読んでいて思い当たるところが多々あると思います。

「鳥の目、虫の目、魚の目」

それぞれどういう目かという詳しい話は本を読んだり、調べたりするとわかると思いますのでここでは言及しませんが、この考え方というか目は必要であると強く感じました。私はどっちかというと虫の目しか持っていないような気がしています。鳥の目は特に重要だと思います。

相手と自分の心をひらくたった2つの方法

あと少しで姉から貰った数冊の本を読破するという目標が見えてきました。今回はこの本を読みました。別に人間関係で悩んでいるわけではありませんが、人間である以上誰かと関わって生きていくしかありませんので、こういうスキルは必要ですよね。著者の佐藤綾子さんは

「日常生活における自己表現」の意味で社会学的用語として「パフォーマンス」を導入。以後、「パフォーマンス学」の構築と自己表現教育での実践の道を歩み続け、この分野の第一人者である (Wikipedia参照)

とあります。コミュニケーションに関してはプロフェッショナルな人なんですね。

相手と自分の心をひらく たった2つの方法

相手と自分の心をひらく たった2つの方法

感想

この本は全体的に佐藤綾子さんが行っているセミナーに参加した生徒さんなどを事例に出しながら、コミュニケーションに大切なことを説明していました。その事例の中には「こんな人いないだろ〜」と嘘のようなものもありました。しかし、自分では気づいていないだけで、自分も他者にそう振る舞ってしまっている部分はないのかと振り返るきっかけになりました。年齢を重ねると自分の性格とか習慣とかを変えるのって難しいことですが、少しずつでも改善していきたいと思います。あと、この本はかなり行間に隙間が設けられており、読書が苦手だとか読むのが遅いと感じる方でも、簡単に読めると思います。